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AIに記事を書かせるな。「書き方」を書かせろ
2026.07.10 — AI活用

AIに記事を書かせるな。「書き方」を書かせろ

AIに記事を1本書かせれば、手に入るのはその記事1本です。1週間後にまた記事が必要になったら、また同じところから頼み直すことになります。

一方で、記事の書き方そのものを型として作らせておけば、その後の記事すべてに効きます。同じAI、同じ時間を使っているのに、手元に残るものがまったく違う。この差に気づいているかどうかで、AIとの付き合い方は大きく変わります。

「成果物を頼む」から「型を作らせる」へ

僕自身の運用ルールの一つに、「タスクは成果物ではなく、仕組みの名前で書く」というものがあります。「記事を書く」ではなく「記事を書く型を作る」。「投稿する」ではなく「投稿の仕組みを作る」。頼み方をこう変えるだけで、AIに渡す指示の中身が自然と変わってきます。

これは実際、僕が日々の発信で使っているスキル群の作り方そのものです。Xのポスト作成、X記事の執筆、ノートの制作、Threadsの投稿——これらは全部、最初は1回だけの作業でした。それを「毎回この形でやる」という型にして保存し、以降は同じ作業を一から考え直さずに済むようにしています。

見分け方は単純:2回目が来るかどうか

型にする価値があるかどうかは、意外と簡単に見分けられます。同じような作業が、2回目も来るかどうかです。

一度きりで終わる作業なら、成果物をそのまま受け取って終わりで構いません。ですが、2回目が来る作業を毎回ゼロから頼んでいるなら、それは型にし損ねています。1回目にかけた時間と同じだけの時間を、2回目にも3回目にも払い続けることになるからです。

✕ 成果物を頼む 記事1本 → 次はまた一から ◎ 型を作らせる 次の記事 その次 その次 → 型が全部に効く
「成果物を頼む」と「型を作らせる」の差

型にするときに、渡しているもの

型を作らせるとき、僕が実際に渡しているのは、細かい手順ではありません。渡しているのは、これまでの経緯とやってきたことをまとめたナレッジと、良し悪しの判断基準です。

たとえば記事のスキルなら、これまで書いてきた記事、直してきた箇所、使わない言い回しのリストを渡してあります。次に記事を頼むときは、この型を通すだけで、僕がいちいち「ここはこう直して」と言わなくても、最初から近い精度の下書きが出てきます。手順を毎回書き直すのではなく、渡してあるナレッジの厚みで精度を出す、というやり方です。

「1回いいものができればいい」への反論

「毎回そんなに丁寧にやらなくても、1回いいものができればそれでいいのでは」という考え方もあると思います。単発の仕事なら、それで十分です。ただ、繰り返す業務にこの考え方を適用すると、同じ精度に毎回たどり着くまでの手間を、永遠に払い続けることになります。型にする手間は、最初の1回だけ余分にかかります。ですが、その1回を惜しんだ人ほど、2回目以降にもっと大きな手間を払うことになる——これが実際に運用していての実感です。

まとめ

AIに何かを頼むとき、その1回の成果物で終わらせるか、次から使える型として残すかで、時間の使われ方がまったく変わります。同じような作業が2回来ると分かった時点で、その作業は型にする価値があります。渡すのは細かい手順ではなく、これまでのナレッジと判断基準です。

「AIにいろいろ頼んではいるけれど、毎回ゼロから説明し直している気がする」。もし心当たりがあれば、それは型にするタイミングかもしれません。AI導入・業務自動化支援では、どの業務から型にすべきかを一緒に見極めます。まずは60分の無料個別相談へ。

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森本直也
森本 直也株式会社RIDERA 代表

AIを活用した業務の自動化・仕組み化の構築支援と、動画・Web・デザイン制作を手がける。複数事業を仕組み化で少人数運営。

X — @naoya_mkt

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