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AIスキルを使う前に渡しておくべきもの、3つ
2026.07.09 — AI活用

AIスキルを使う前に渡しておくべきもの、3つ

ここ最近、Xを見ていると「便利なAIスキルを大量にまとめました」「これを全部入れれば、ひとりで開発チーム並みに動ける」といった投稿がよく伸びています。ClaudeなどのAIに、決まった作業手順をパッケージとして覚えさせる——いわゆるスキルが、何十個、何百個という単位で出回るようになりました。

そして最近、こんな声も増えています。「便利そうなスキルが多すぎて、どれを入れればいいか分からない」。気持ちはよく分かります。ただ、ここで一度立ち止まってほしいんです。成果を分けているのは、スキルの数ではありません。

スキルは型、中身はあなたのナレッジ

そもそもスキルとは何かというと、ある作業の手順をまとめた型です。「この流れでリサーチして、この形式で文章にする」といった段取りを、毎回説明しなくても再現できるようにしたもの。便利です。実際、僕も自分の業務をスキルにして毎日使っています。

ただ、型はあくまで型です。同じ型を使っても、中に入れる中身——つまりあなたやあなたの会社が持っている情報——が空っぽなら、出てくるものは誰がやっても同じになります。料理でいえば、スキルはレシピ(手順)で、ナレッジは食材です。どれだけ立派なレシピを何百個そろえても、冷蔵庫が空なら、まともな料理は出てきません。スキルの数を10個から100個に増やしても、この構造は変わりません。増えるのは選択肢だけで、質は上がらないんです。

✕ スキルの数を増やす 中身(ナレッジ)は空のまま 誰が使っても同じ → 平均点の出力 ◎ ナレッジを積む 型に自社の中身が入る スキルは少なくてもいい → 自社らしい成果
スキルを増やしても、中身がなければ平均点のまま

スキルを使う前に渡しておくべきもの、3つ

僕自身がスキルを増やすとき、先にやっていることが3つあります。スキルを何個入れるか迷ったら、まずここを見直してみてください。

① 経歴・考え方・NGラインを1つにまとめておく

先にスキルをかき集めるのではなく、自分の情報を一箇所にまとめることから始めます。経歴も、考え方も、使う言い回しも、「これは言わない」というNGラインまで、ぜんぶテキストにしておく。スキルは、その中身を呼び出して形にするための手順として、後から足していくものです。

② 「2回目が来る作業」だけを型にする

スキルを増やすときの基準はシンプルで、同じ作業を2回やったら、スキルにする。2回やった作業は、3回目も4回目も必ず来ます。だからそのタイミングで型として保存しておく。逆に言えば、まだ一度もやっていない作業のために、配布されているスキルを先回りで100個入れても、ほとんどは使わずに眠ります。

③ 「何個入れるか」ではなく「何を覚えさせるか」で選ぶ

もし今「どのスキルを入れよう」と迷っているなら、問いを一つ変えてみてください。「何個入れるか」ではなく、「AIに何を覚えさせるか」です。自社が大事にしていること、よく使う言葉、過去のやりとり、判断の基準。それを先に渡しておけば、スキルは少なくても、返ってくるものは自社らしいものになります。

型は借りてきていい。でも、中身は自社のものでなければ意味がない——これが僕の考えです。

まとめ

AIのスキルが便利なのは事実です。でも、スキルをいくら集めても、中身のナレッジがなければ出てくるのは平均点のまま。導入前に、①経歴・考え方をまとめる、②2回目が来る作業から型にする、③何を覚えさせるかで選ぶ——この3つを整えておけば、スキルは少なくても成果は変わります。

「便利そうなスキルは集めているのに、成果が伸びない」。もし心当たりがあれば、集める順番が逆になっているのかもしれません。AI導入・業務自動化支援では、この中身を整えるところから一緒に手をつけます。まずは60分の無料個別相談で、御社が何を覚えさせるべきかを見てみましょう。

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森本直也
森本 直也株式会社RIDERA 代表

AIを活用した業務の自動化・仕組み化の構築支援と、動画・Web・デザイン制作を手がける。複数事業を仕組み化で少人数運営。

X — @naoya_mkt

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